農作業の移り変わり
昔の田のしごとは,今とたいへんちがっていました。たとえば,田をたがやすときは牛や馬に「すき」をつけてひっぱらせ,たがやしました。田植えやいねかりもすべて手で行い,家族全員で仕事をしました。また,水田に水をくみ上げたり,はい水したりする施設も十分ではなかったので,日照りや大水のために米があまりとれないこともありました。 |
しかし,近ごろでは,トラクターや田植機,コンバインやハーベスターなど新しい機械がたくさん使われるようになり,はたらく人が少なくても,仕事が早く楽にできるようになりました。 |
|
むかしの農作業 今の農作業 |
また,田や農道が整備され,日照りや大水からいねをまもり,水のかんりをするための揚水機場(浅水・大泉)や排水機場(糠塚・西田・細谷・五ヶ村堀),用水路なども整えられてきました。 |
このように,米を作る技術が進み,天気にもめぐまれると,たくさん米がとれるようになりました。 |
しかし,農作業で使う機械のねだんが高く,小さな農家では買うことができません。そこで中田町では,昭和55年から「農業機械化銀行」ができ,大型機械を持っている人が,農業協同組合にとどけて,機会のない農家の仕事を引き受けています。 |
|
|
コンバイン バインダー |