阿 部 静 枝
(あべしずえ)

「青空より降りくる冬の日光にふくらむ心しばらく保て」

 これは,阿部静枝が,郷土をうたった作品です。

また,中田町町民歌を作詞したことは,町の人々によく知られています。

 阿部静枝は,明治23年(1889年)2月,石森の仲町に生まれました。名を「志つえ」といいました。
 石森小学校から,宮城県立第一高等女学校(現在の宮城第一女子高等学校),そして東京女子高等師範学校(現在のお茶の水女子大学)を卒業し,仙台の女学校の先生になりました。
 その間に,先生について短歌を勉強し,二木静枝の名で,短歌の本に作品を発表しました。結婚してから阿部静枝として,たくさんの短歌を発表してきました。
 また,短歌会の役員として活躍したり,東京都の区会議員としてはたらいていましたが,昭和49年(1974年)8月,75才でなくなりました。
 郷土をうたった一首が歌碑として,石森の神明社の庭に建てられています。

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