長谷観世音虎舞
(はせかんぜおんとらまい)

 

 この虎舞は,地元の人たちから「ガガニコ」と呼ばれ,初午(はつうま)の日に(旧1月15日)に家々を舞ってまわります。

 長谷寺の一部の人がキリスト教を信仰したため,1590年(天正18年)伊達政宗の軍勢にやきうちされました。
 このとき,どこからともなく,みごとな毛並みの親子の大虎があらわれました。観世堂の後ろの池に入り,全身の毛にいっぱい水をふくませた2匹は,何度も燃えさかる火の中にとびこみ,見ぶるいして水をかけ,とうとう火事をしずめてしまいました。
 この観世音の化身のような2匹の大虎のすがたを,後の世に残すために踊り伝えたといわれています。

 

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